”使える”英語ボキャブラリーを効率的に増やす方法

会話や作文で”使える”ボキャブラリーの増やし方は、異なる視点から考えれば、様々な方法があります。

メディアの視点から言えば、「音で覚えることが効果的」、言語の単位という視点から言えば、「文を単位として覚えることが効果的」、知識レベルの視点から言えば、「少なくとも英文法を分かっている必要(専門的な知識は、全く不要です!)・・・

ここでは、英英辞典を使うことで、”使える”ボキャブラリーを増やす方法について解説します。

一度日本語に訳すクセがついていませんか?

英語 学習 ビジネス piles of books girl libraryあなたが、英英辞典(Googleの英語版のオンライン辞書でもいいのですが)は使いにくい」、「とっつきにくい」、「単語の意味が直感的に頭に入って来ない」と感じられるのはムリもありません。

ただ、もしそう感じたら、それは、危険信号かも知れません。

英語を理解するとき、一度日本語に訳していることの証拠かも知れません。

英語をある程度のレベルで理解できる、話せるようになろうと思ったら、いちいち日本語に訳さないで理解できる、使えるようになることが重要です。

実は、英英辞典は、その助けをしてくれます。そして、既に知っている単語の定着を強固にしてくれる効果も・・・

英英辞典を使うメリット

英語 学習 ビジネス sommelie wine glasses man woman英単語のニュアンスを感じることができる

1つめの効果は、単語のニュアンスを感じるトレーニングをしてくれることです。

“succinct”という単語を例に取って考えてみましょう。

日本語の訳は、「簡潔な、簡明な」(Welbio英和辞典)です。

意味は何となく分かったような分からないような・・・でも、ニュアンスが分かりません。withoutと同じ様に使って良いのでしょうか。ニュアンスが分からなければ、作文で使ったり、会話で使うことはできません。

Google dictionaryには何が書いてあるでしょうか?

(especially of something written or spoken) briefly and clearly expressed.
と説明されています。日本語で言うなら、「端的に、明確に表現されている(こと)」になるでしょうか・・・

そして、例文も載っています・・・

“use short, succinct sentences”

更に、同意語(Synonym)です・・・

concise, short, brief, compact, condensed, crisp, laconic, terse, tight, to the point, economic, pithy, thumbnail, summary, short and sweet….ちょっと個々の単語を見てみましょう・・・

conciseは、「簡潔な、簡明な」という意味です。もしかしたら、あなたは、あまり馴染みが無かったかも知れないですね。でも、問題ありません。次の単語を見てみましょう。

brief。これは、お馴染み。「手短な」「簡潔な」

compactは、「コンパクトな」、condensedは、コンデンス・ミルクのコンデンス。ギュッと凝縮してある感じ。

crispは、「パリッとした」。クッキーなど割れ方の描写にも使われます。

laconic, terseは、あまり馴染みがありませんね。きっとこの先も使うことがないので、無視しましょう。(笑)

tightは、「タイトな」。ピシッと締まった感じ。

to the point「的を得た」も、知っていると使い勝手のある表現ですね。

thumbnailっていうのは面白いですね。あの小さな写真の中に、伝えたいことが凝縮している感じ。

「これと同じ意味なんだぁ!」と思わず関心(感動?)してしまうような表現がたくさん記載されています。まるで一人の人のいろいろな面を見ることによってその人の性格を360度で把握するような感じです。

頭の中に”ボキャブラリーのウェブ”を創ってくれる

英語 学習 ビジネス woman thinking memory network英英辞典を使うもう一つのメリットは、既に知っている英単語との結びつきを強めて、ボキャブラリーの知識全体をまるでウェブ(蜘蛛の巣)のように広げ、脳の異なる場所に接点を持ってくっつき、(記憶から)すべり落ちにくくする効果があることです。

もちろん、あなたの年齢(知的年齢)と英語の学習歴を考慮する必要がありますが、もし大学を卒業したあなたなら、英英辞典のベネフィットは大きいと思います。

先ほどのdevoidの例で見てみましょう。

concise, short, brief, compact, condensed, crisp, laconic, terse, tight, to the point, economic, pithy, thumbnail, summary, short and sweet….

きっとあなたにとって馴染みのある単語も含まれていることでしょう。ただ、頻繁に使うわけではないので、少々印象が薄れているかも知れません。

例えば、conciseがそうかも知れません。そして、この単語を調べることで、crispやto the pointも(ほぼ)同じ意味を持っていることを確認しました。

ニュアンスがつかめただけではなく、記憶が薄らいでいた単語の意味が再度はっきりしまし、今回調べた単語との結びつきが強化されました。

例題

英語 ビジネス dna woman researcher desktop screen教科書や参考書でもないのに、「例題」と呼ぶのもヘンなんですが、「例題」をやってみましょう。

Meticulousという単語をご存知ですか?(知っていても知らないフリをして下さい 笑)

Google dictionaryで調べると、こんな説明が載っています。

showing great attention to detail; very careful and precise.

そして、例文です。

“the designs are hand-glazed with meticulous care”

同意語(Synonym)は、非常に助かります。連想ゲームのように使ってみましょう。

careful, conscientious, diligent, ultra-careful, scrupulous, punctilious, painstaking, demanding, exacting, accurate, correct, thorough, studious, rigorous, detailed, perfectionist, fastidious, methodical, particular, strict, pedantic, fussy, white-glove, nice, laborious

今回は、反対語も・・・

careless, sloppy, slapdash

Meticulousという単語の雰囲気、つかめましたか?

特に、同義語のcareful, ultra-careful, accurate, correct, thorough, rigorous, detailed, perfectionist, strictなどは、多くの人にとって馴染みのある単語なので、ニュアンスがつかめると思います。

そして、diligent, painstaking, demanding, studious, methodicalのような、「(意味に関して)うっすらと記憶があるけれど、自信がない」という単語のイメージが明確になります。

更に、conscientious, scrupulous, fastidious, laboriousなどが、同じ意味だということを確認しておきましょう。ここで必死に暗記する必要はありません。white-gloveという表現は、秀逸ですね!ビジュアルでイメージがビリビリ伝わってきます! 

まとめ

英英辞典を使うことは、ボキャブラリーを増やす上で、以下のような3つのお得な効果があることが分かりました:

  1. ニュアンスを確認できる
  2. 既に知っている単語に関連させて新しい単語の記憶を強化することができる
  3. 例として出て来た単語同士を関連づけて覚えることができる

上記3つの効果は、更に先のような効果につながります:

  1. ニュアンスを知れば、作文をする時や話すときに使うことができる(ニュアンスが分からなければ、いつまで経ってもプロフェッショナルな英語を話せない。ネイティススピーカーから見れば、「言っていることは何となく分かるんだけど」レベルを超えることができない)
  2. 既知の単語の記憶も強化される(せっかく新しい単語を覚えても、どんどん忘れては学習ROIが低い)
  3. 単語学習スピードを加速することができる(一回見ただけでは覚えられなくても、英英辞典を使うことで”遭遇頻度”が増え、自然と記憶が強化される)

ご質問やコメント、アイデアなど、お持ちでしたらどうぞお気軽に!