おどろきの英語学習方法:スーパー・モノローグとは?/Super Monologue Method

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モノローグとは「独り言」のことです。シャドウィングと同様、同時通訳のトレーニングでも使われています。

目的は、「とにかく英語で/をしゃべってみる」です。ただ、「しゃべってみろ!」と言われても、当然、「何を話せばいいんだ?」となると思います。

ただ、ここでご紹介するのは、”通常の”モノローグではありません。GAMBIT方式のスーパー・モノローグです。単に、「しゃべる」だけではありません。言語の学習論理を考え、5つめの言語能力であるシンク(Think)も最大限にトレーニングをするメソッドです。

さっそく始めましょう!

スーパー・モノローグのステップ

Step 1: 目に入ったものを描写する

まずは、静物を描写します。きっと、There is/are的な表現が多くなってしまうと思います。特にあまりモノローグに慣れていない方は、ウォーミングアップに良いかも知れないですね。

例えば、今あなたの机の上にあるもの、部屋の中にあるものを描写してみましょう。

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Step 2: 目に入ったものについて一般動詞を使って描写する

ポイントは、「一般動詞」と「~について描写」です。

さっき、”There is a clock in front of me.”と言っていたものを、”I bought this clock when I started at college.”と言い換えてみましょう。

このStepは、外に出ると格段にやりやすく、一方、少々難しくなります。部屋の中と違い、外の環境は常に変化しているからです。

例えば、家から出て、商店街に向かってみましょう。

住宅街から商店街への道では子供が遊んでいます。: Kids are playing on the street to the shopping district.

主夫が商店街に向かっています。: Stay-at-home husbands are coming to shopping.

お昼時なら、近くの会社の社員がランチを求めて出てきます。: Employees of neighborhood companies are coming out for lunch.

・・・のようになります。

気を付けたいのは、量です。間違いは気にしないで下さい。受験はもう終わりました!(笑)

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Step 3: 目に入ったものを起点に一般動詞を使って話をする

ポイントは、「~を起点に」です。対象は何でもいいんですが、ちょっとでもそれに関係のあることを何でもいいから話します。Let’s talk around it.という感じです。

コンピューターを見たら・・・

”I remember I bought my first computer when I started at college. It cost me more than $3,000 though it had just a fraction of my current Dell’s computing power. I’m so lucky to have access to such great technology so cheap!”

・・・などと言ってみましょう。 

きっとあなたは気がつかれたかも知れないですね。そうです。このStepからは、第5のコミュニケーションスキルをかなり使う必要があります。第5のスキルの大切さ、感じて頂けたでしょうか?

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Step 4: 質問する

さて、ここからは更にNerdyになって来ます!(笑)

これまであなたはスピーキングのトレーニングとして、単文(”単語”じゃないですよ!)をたくさん覚えたことはありますか?もしあれば、こんな経験をしたことはあると思います・・・

「普通文は結構言えるようになったけど、疑問文がすぐに出て来ない!」

そうです。スピーキングを上達する方法として、単文をたくさん覚えるのは非常に効果と効率が高いのですが、意識して覚える文を選ばないと疑問文の割合がかなり少なくなります。

ですので、今度はStep3をQuestionでやってみましょう。こんな感じです・・・

Surprisingly enough, the price of ACs haven’t changed a lot since two decades ago. Why is that? How is it possible?

During the pandemic, many companies introduced staggered working hours, but how many of them will retain it after going back to normalcy? 

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Step 5: 質問に答える

さて、最後のStepでは何をするのでしょうか?そうです!あなたが推測した通り、Step 4で作った質問に答えます。

またまた念のためですが、答えの正確さは必要ありません。(もちろん正確に越したことはありませんが・・・)考える+話す(2つの重要コミュニケーションスキル)をトレーニングすることが大切です。

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Step 6: Becauseを含む文を作る

Step 4で質問してStep 5で答える、ということやりました。質問と答えを別々にやった方が混乱しなくていいですね。ただ、ビジネスなどの場面では、誰かに質問されなくとも、こちらの発言の意図を伝える必要があります。

そこで、Becauseを含む文を発話する練習が有効です!Question and Answerを一人でやったときと同様、Becauseの文を作ると、論理的に考えて話すトレーニングになります。

やはり、Thinkingは、第5のコミュニケーションスキルだということが分かりますね。

英語 english ビジネス business コンサルティング consulting

 

まとめ

元々は、通訳者のトレーニング方法として使われていたモノローグですが、ここではスーパー・モノローグを紹介しました。

あなたが実際にビジネスで英語を使う際に必ず必要となる「第5の言語コミュニケーション・スキル」であるシンク(Think)を取り入れたメソッドです。

私がニューヨークでコンサルタントとして働き始めた頃、英語の力がネイティススピーカーに追いつかなくて焦っていました。そのうち、「ネイティススピーカーと競争すべきなのは、英語自体ではなく、英語で思考してソリューションを出すスキルだ!」と気づいて考え出した方法です。特にアメリカに移住した初期には通勤の際毎日真剣にこの方法でトレーニングしていました。

私が結果を出せたのですから、あなたができないハズはありません。やれば必ず結果がでることは証明済みです。

あなたも是非試してみて下さい!

「自分でできる他のトレーニング方法も知りたい!」というあなたは、このリンクもチェックしてみて下さい。

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