スーパー・シャドウイング ‐ 実践練習 / Super Shadowing – Practice

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前回は、スーパー・シャドウィングの練習方法について解説しました。

■■■ 「スーパー・シャドウィングの練習方法」についてご興味があれば、こちらをチェックしてみて下さい ■■■

今回は、「一通りの流れを説明しただけでは物足りない・・・」という声にお応えして、具体的なマテリアルを使って具体的な手順を細かく説明します!

実践ケース練習

今回は、インタビュー形式のMaterialを使って、Step4~Step6(前回のポストをご参照下さい)を実際にやってみましょう。

今となっては、Valuationが$27Bにも届く存在になってしまったAirbnb。もちろん、最初からそんなに大きかった訳ではありません。Art schoolのGraduatesが知恵を絞って、失敗を重ねて、最後の最後に成功しました。

この企業のFoundersのうちの一人、Joe Gebbiaのインタビューです。

このMaterialは、“American TV, Video and Podcast”というSectionからの引用です。このSectionでは、主にアメリカのTVやPodcastを使って英語を学ぶ方法を紹介しています。ご興味があれば、Checkしてみて下さい!

質問する(Step4に相当)

このインタビューを聞いたとして、質問をしてみましょう。“正しい”質問というものは存在しません。(Problem-solverとしてClientにする場合には、ある程度“好ましい質問”というものはありますが・・・)ここでは、単に“ツッコミ”を入れる感じで、気軽にやってみましょう!

どうでしょうか?最初はなかなか難しいのですが、まずは5つくらい考えてみて下さい。

実際のやり方としては、Materialを聞き/読みながら“ツッコミ”を入れます。ただ、スピードが速いMaterial(例えば、Financial newsのような類)の場合は、Pauseしながらでないと難しいかも知れません。

このような(上記参照)8つくらいのQuestionsを考えてみました。一生懸命に考えたというより、私の好奇心をがおもむくままに知りたいことを聞いてみた、という感じです。

(ちょっと話が外れますが、ここで行っている質問の仕方は、通常私たちがProblem-solverとして行う方法とは多少異なります。通常私たちがProblem-solverとしてClientなどに質問をする場合、それは自分の仮説の検証が主な目的です。このShow(番組)でも、仮説の検証をも行ってますが、Entertainment性もある番組なので、Socializing(社交)、Information collectionなどを目的とする複数の種類の質問が適材適所に使われています。

■■■ もし、Problem-solverとしての質問の仕方についてご興味があれば、このLink (“How to ask questions as a problem-solver”) をチェックしてみて下さい!■■■

質問に答える(Step5に相当)

そして今度は、自分の質問に答えます!

もちろん、Joe GabbiaやAirbnb関する情報は、このShowから得たものだけなので、全ての質問に“正しく”答える根拠(Basis)はありません。これらの答えは、ほとんどが“こうなのではないか”とReasoningを使って推論したものです。

まとめる(Step6に相当)

自分がした質問とそれへの答えをまとめた“Oral presentation”は、こんな感じになるでしょうか。(Presentationと呼ぶのもおこがましいですが・・・笑 口語的、Chat的なので表現も硬いものは使っていません。

そして、繰り返しますが、“正解”は存在しません。もし、あなたのOral presentationで、ここで使われている表現や内容と全く異なるものを使っていたとしても気にする必要はありません。なぜなら、Super-shadowingは、プロセスに意味があるからです。表現や知識を一度頭の中に入れ、それを自分なりに編集し直し、出力するというプロセスです。このプロセスでしっかりと思考がなされているなら、出て来た結果はそれほど重要ではありません。

どんなマテリアル(教材)が適しているか

さて、実際に練習しようとすると、どんなMaterialを使えばいいのか迷います。でも考えてみれば、迷うくらいたくさんのSourceがあるのだから、Luckyですね!

Problem-solverっぽく(笑)、異なる種類のMaterialのProとConを考えてみましょう。ここでは、NewsとTalk show、Sitcomを比較してみました。

  • News: (比較論ですが comparatively)3つの中ではShadowingは最もやりやすいと思います。文の構造はシンプル、英語の表現、発音も分かりやすいです。一方、やはりNews英語なので、日常生活で使う英語を身に着けるのには適していません。
  • Talk show: Topicによりますが、Newsと比べるとより自然な英語が聞けます。Interactiveからだと思います。ただ、Business系のShowsは、Interactiveである上にComplexなTopicを扱う場合があるので、Shadowの難度が上がることがあります。
  • Sitcom: 意外かも知れませんが、3つの中では最もShadowが難しくなる可能性があります。私(たち)のように、日本生まれ、日本育ちの最も弱点であるSlangが多く含まれていることが多いからです。更に、American Englishは、無限なほどにIdiomがあるので、Shadowingを更に難しくします。

スーパー・シャドウィングの実践練習、いかがでしたか?

次の回では、音声を使ったデモをお届けします。ご興味があれば、是非、ご覧頂き実際に練習してみて下さい!

ご質問やコメントなど、お持ちでしたらどうぞお気軽に!

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