オンライン英会話は、いつでもどこでも好きな時に英会話レッスンを受講できるサービスとして注目を集めています。人気の拡大と共にスクール数はどんどん増え、利用者としては「どのスクールを選べばいいのか」が年々分かりづらくなりつつあります。
そこで本記事では、オンライン英会話スクールを10社に絞り、4つの観点から比較します。記事を最後までチェックすれば、どこに着目してスクールを選べばいいのか、あなたにぴったりのオンライン英会話スクールはどこなのか、が分かりますよ。
◆オンライン英会話スクールはここを比較すべし！5つのポイントを紹介
オンライン英会話スクールを比較する際は、以下の項目を比較しましょう。
- 料金プラン
- 講師の質
- 講師の国籍
- 講師のレッスン環境
- 通信手段
ただし上記全ての項目で自分の理想とぴったりのスクールを探すのは大変です。ですので、上記4つの項目の中でも特に譲れない1項目を決めて、その項目を元にスクールを選んでみましょう。
□ 料金プラン
料金は、ゆっくりと低下傾向にあり、現在6,000〜7,000円／月が主流です。もちろん、それよりも格安で受講できるスクールも存在します。その対極には、短期集中型のような高額コースも存在します。ですので、目的は何か、予算はどのくらいなのか、月にどのくらい英会話レッスンを受けたいのかを決めた上でスクールを比較することをお勧めします。
オンライン英会話というと「1日1回英会話レッスンが受けられるサービス」とのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか？確かにオンライン英会話では1日1回レッスンが受けられる毎日プランが主流です。ただスクールによっては、回数制プランのように毎日プランではないプランを用意しているスクールがあります。
回数制プランとは、1日1回ではなく、月8回や10回のような形で、月単位で受講できるレッスン回数が決まっているプランのことです。決められた回数であれば、月の中で好きなタイミングでレッスンを受講できます。もちろん1日2回以上レッスンを受講しても構いません。
□ 講師の質
講師の質は、スクールを選ぶ際には非常に重要な要素です。
各スクールとも、講師によってレッスンの質に差が出ないよう、教え方の均一化を図っています。例えば、講師は決められた教材とスクールから与えられたマニュアルに沿ってレッスンを行います。更に、実際に教え始める前にはトレーニングを、レッスン後にはレッスンのレビューを実施しているスクールも多く存在します。
ただ、熱量を持ってレッスンをしてくれる講師もいれば、バイト感覚でしかレッスンをしてくれない講師がいるのも事実です。
講師の質の違いは、スクールによって異なるというよりは、講師一人ひとりで異なります。どのスクールも、講師のレッスンを評価できる制度を設けており、評価はスクールを受講していなくてもスクールの公式サイトから確認できることがあるので是非チェックしてみてはどうでしょうか。（公開していない場合でも、積極的にリクエストしてみて下さい。せっかくあなたの大切な時間とお金を投資するのですから！）
ですので、無料体験を受ける時、（実際に受講する際も）評価結果を確認してから受講する講師を選びましょう。もちろん評価が高い講師がイコールあなたに合った講師とは限りませんし、その逆も真です。
スクールによっては、講師の専攻や趣味を提示している場合があるので、選ぶ際の参考にしてみて下さい。あなたの興味と講師の興味が一致すれば、会話がはずむことは間違いありません！また、アイスブレイクのネタにもなりますよ！
また、特に契約前、質問や疑問があれば、メールや電話などでどんどん問い合わせてみることも大切です。そうすることで、そのスクールのカスタマーサービスの質を知ることができます。
□ 講師の国籍
オンライン英会話スクールの講師の国籍は、以下の4パターンに分かれます。
- ネイティブ講師
- 非ネイティブ（非日本人）講師
- 日本人講師
- フィリピン人講師
現在、オンライン英会話業界で最も主流なのはフィリピン人講師です。フィリピン人講師とのレッスンは、物価の違いがあるので格安で受講できます。またフィリピン人は、英語圏の国からコールセンター業務のアウトソーシング先としても注目されていることからも分かるように、多くの方がネイティブレベルの英語を話します。
日本人講師は、英語初心者の方や外国人と話すのが不安な方におすすめです。どうしても英語が分からない時は日本語も交えつつレッスンができます(他のタイプの講師は原則日本語を話せないことが多いです。)
ネイティブ講師は英語中上級者向けです。英会話を習得にはネイティブとの会話経験が効果的ですが、十分な英語知識が身についていないと簡単な表現すら聞き取ることはできず、ましてや質問さえもおぼつきません。ですので、ネイティブ妄信は禁物です。あなたの目的や現在のレベルを考慮して、最も効率的に英語が学べる講師のタイプを選びましょう。
「色々な国の講師と話がしてみたい」、「英語圏以外の国で英語を使って仕事をする」などのニーズがある方は、非ネイティブ講師（非日本人）がおすすめです。オンライン英会話スクールによっては、南米やアフリカ、東欧地域の講師が在籍しているスクールもあります。もちろん非ネイティブとはいえ、採用時に十分な英語力があることは確認しているので心配不要です。
□ 講師のレッスン環境（通信状態と拠点）
オンライン英会話スクールでは、スクールに通う必要はありません。自宅など好きな場所から英会話レッスンを受講できます。そしてそれは受講者だけでなく、講師も同じです。
ほとんどのスクールでは、講師は自宅からパソコンを使ってレッスンをします。ですのでインターネット環境も、講師の自宅のインターネットに依存します。昔と比べればほとんど差はなくなりつつありますが、日本より通信速度や環境が安定していない国があるのも事実です。ですので、天候などの影響で一瞬通信が悪くなったり、突然通信が切れてしまうこともあります。一般に通信環境は改善してきているとは言え、まだ現状は”完璧”とは言えません。
上記に対する対策として、オンライン英会話スクールの中には、講師がオフィスに出勤してレッスンを行っているスクールもあります。その方が通信が安定していることが多いからです。また、レッスンの質を均一に保つ目的で、オフィスにはスーパーバイザーが常駐していることが多いです。（ただ、スーパーバイザーに背後から見られてため、会話の方もちょっと”硬め”になってしまうこともあるようです。）
□ 通信手段
オンライン英会話スクールでは、スクールに通うのではなく、スマホやパソコンを使ってオンラインでレッスンを受講します。
レッスンはビデオ通話で行うので、ビデオ通話用のツールを使用しなければなりません。そしてビデオ通話に使うツールは、スクールによって異なります。
ただ、最近は、ほとんどのスクールで、独自開発したビデオ通話ツールを使用しています。独自開発したツールは、オンライン英会話スクールのサイトのマイページから直接アクセスできるので、手軽です。またそのスクールのレッスンが受けやすいように様々な工夫が施されています。例えばワンタップ／タッチで「もう一度言っていただけますか？」のようなお助けフレーズを送信できたり、チャットボックスにメモを取ったり、自分が使いたい教材も他のアプリを開かず、そのツール内で可能です。
一方、独自のビデオ通話ツールではなく、SkypeやZoomを使っているスクールもあります。SkypeやZoomを使い慣れている方や、何かこだわりがある方以外は、独自のビデオ通話ツールの方がおすすめです。
◆オンライン英会話スクールおすすめを比較【タイプ別】
オンライン英会話スクールの中でも特におすすめできる10社を、以下３つの観点から比較します。
- 料金プラン
- 講師の国籍
- 講師のレッスン環境
10社の中から気になるスクールを1社か2社に絞って、そこから無料体験レッスンを受けてみましょう。無料体験レッスンは今回紹介する全てのスクールで受けられます。
□ 料金プランで選ぶならこの3社
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプでは、月額6,480円で回数無制限で英会話レッスンを受講できます。1日1レッスンの縛りはなく、5回でも10回でも好きなだけ受講可能です。しかも、「1回につき何分」と決められているのではなく「今日は10分だけ！」「時間があるので30分くらい授業を受けたい」という風に、受講者に合わせて自由度の高いカリキュラム。
ECCオンラインレッスン
ECCオンラインレッスンの回数制プランは月2回から、月額は990円からと業界最安です。
Kimini英会話
KImini英会話には平日の日中に受講することでお得にレッスンが受けられるウィークデイプランがあります。月額は3,980円です。
□ 講師の国籍で選ぶならこの4社
Cambly
Camblyはネイティブ講師のみが在籍するスクールです。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの多くの英語圏ネイティブ講師が登録。ただ英語が話せるようになるだけでなく、海外での非言語コミュニケーションの取り方についても教えてくれるようなカリキュラム。レッスンが自動で録画される唯一のスクールで、復習にも適しています。
DMM英会話
DMM英会話には業界最多の132ヵ国の講師が在籍しています。国籍の幅広さを生かして、自分がビジネスで関わる国の人の英語に触れたい！という方にもオススメ。
ワールドトーク
ワールドトークは日本人講師比率が最も高いスクールです。世界中の日本人講師を採用しているので、24時間好きな時に日本人講師のレッスンを受けられます。
レアジョブ英会話
レアジョブ英会話はフィリピン人講師のみが在籍するスクールです。フィリピン人講師の数は業界最多で、6,000人以上のフィリピン人講師が在籍しています。在籍している講師の中心が、国内最高峰のフィリピン大学を卒業した人で、レベルの高いビジネストピックにも対応できる講師が多数在籍。プレミアムプランでは、ビジネス英会話に特化した教材を用い、ビジネス認定講師によるレッスンを受けることができます。
□ 講師のレッスン環境で選ぶならこの２社
レアジョブ英会話
「センター講師（オフィスに出勤するタイプ）と「自宅講師」を併存させています。レアジョブは、日本では最大級のスクールであることから、「センター講師」だけで運営しようとすると、講師の確保ができないからです。ただ、Lesson Roomという独自のシステムを構築し、レッスン環境面では、センター講師も自宅講師も変わらない環境を創ろうと努力をしています。
QQ.English
講師はフィリピンにあるオフィスに出社してレッスンを行うので、通信環境の心配は不要です。ちなみに、在籍している講師全員がTESOL（英語教授法）の資格を取得しています。
◆まとめ
オンライン英会話スクール10社を、4つの観点から比較しました。気になるスクールは見つかりましたか？
ただ、「会話」というアクティビティが、人間対人間である限り、数字や文字では表現しきれない要素もあります。オンライン英会話スクールは、入会金、退会金、教材費が全てタダです。ですので、ここで気になるスクールが見つかったら、無料体験を受けてみましょう。試しに1ヶ月間受講してみるといいですよ。自分の性格や学習スタイルと相性の良い”英会話バディー”を早く見つけて下さい！
英会話スクールの選び方、活用の仕方などについて、質問や疑問があればお気軽に下記からご連絡下さい！
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