Problem-Solvers' Toolbox

分析と統合 / Analysis vs. Integration

コンサルティングを始めたばかりの頃は、「君の強みは分析だね」と言われると、ものすごく嬉しかった。何だか「あなたは天才だ」と言われたくらいのインパクトがあった。 年数を経て分かったのは、もちろん「分析」も大切だけれど、「統合」の重要さには及ばないということ。 なぜ「統合」が重要か? […]

seminar ito-en teas from behind 2 英語 ビジネス
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なぜ勉強熱心をやめるべきなのか / Why Japanese People Don’t Use What They Learn

日本人ビジネスパーソンは、勉強熱心だという印象があります。 毎日日経新聞をページ1から最後まで読み、ロジカルシンキングの本を買い、頻繁にセミナーにでかける。 もちろん、新しい知識を吸収しようという動機は必要だし、褒められるべきものなんですが、ちょっと偏りを感じます。 […]

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地図を持たない流浪民 / Means vs. Ends

「手段が目的化する」ことが多く起こります。「上司に言われたことを忠実に実行する」「会社で決められたことを不平なく行う」という日本企業(の社員の)まじめて従順な良い面が現れているのだと思います。ただ、教育の弊害もあるかも知れません。時間が限られており、暗記することがたくさんある受験時に、「この情報はなぜ覚える必要があるのだろう?」とか、「本来、この方程式はなぜこんな形をしているのだろう?」などと本質的な疑問を持っていては、時間が無くなり、志望校に受かることもおぼつきません。消化しなければならないカリキュラムもあるため、教師側も、授業の”効率”を下げる生徒の質問をあまり歓迎しません。進学校ほどこの傾向は強いです。 粗く言えば、上記のような構造的な理由で、いわゆる、学業で優良な良い子ほど、無目的で(あるいは、目的を理解しないで)行動することに違和感を感じない傾向があるのだと思います。本来手段であるものが目的になっています。 あなたもお気づきの通り、この傾向が続けば、日本の未来には悲観的にならざるをえません。言い古されたことですが、世界は、今後更に、複雑になり明確な変化を読み取りにくくなり、その変化自体の変化も大きくなり、行く末も読みにくくなります。(VUCA)このような環境を生き抜くには、何を解決すれば良いかを自分で考え(課題設定)、自分で最良のソリューションを見つけ出す(課題解決)スキルが必要です。与えられた試験問題を解くことだけに長けた子供たちにとっては難しいタスクでしょう。 […]

two types of questions for problem solving 問題解決のための2種類の質問
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コンサルタントがすべき2つの質問とは?/Two Different Types of Questions Consultants Should Ask

私たちProblem-solverにとって、Client interviewはProblem-solvingのための情報を集める非常に貴重で重要な機会です。その後のProjectの成功を左右します。 適切な質問することが必須です。私たちがProblem-solverとして使う質問には、主に2つのタイプがあります。コンサルティングの経験が深い方の中には、すっかり身についていて、無意識に区別している方もいらっしゃいます。一方で、この2つを混ぜこぜにしてしまい、期待した情報をクライアントから得られないばかりか、クライアントを混乱させることもあります。 […]